手元にある現金を自分の銀行口座に入金したいけれど、銀行の窓口やATMが近くにない、あるいは営業時間外である、といった経験はありませんか。そんな時に便利なのが、全国のコンビニエンスストアに設置されているATMです。多くのコンビニATMでは、提携している銀行のキャッシュカードを使って、手軽に現金の預け入れ(入金)が可能です。
この記事では、コンビニATMで現金入金を行う際の基本的な知識、硬貨の取り扱いや紙幣の制限、主要なコンビニATMごとの具体的な手順、手数料、上限額、そして利用時の注意点について詳しく解説します。
コンビニATMでの現金入金(預け入れ)基本ガイド
コンビニATMでの現金入金は、対応するキャッシュカードがあれば、比較的簡単な操作で行うことができます。ただし、いくつかの基本的なルールや制限があるため、事前に理解しておくことが大切です。
硬貨は入金できる?
基本的に、ほとんどのコンビニATMでは硬貨の入金(預け入れ)はできません。 これは、ATMの構造やメンテナンスの都合によるものです。硬貨での入金が必要な場合は、銀行の窓口や、一部の銀行店舗内に設置されている硬貨対応ATMを利用する必要があります。
ごく稀に、特定の銀行が運営するコンビニATMの一部機種で硬貨対応している場合もありますが、一般的ではないため、期待しない方が良いでしょう。
入金できる紙幣の種類と枚数制限
コンビニATMで入金できるのは紙幣のみです。一般的に、以下の日本の紙幣に対応しています。
- 一万円札
- 五千円札
- 千円札
(二千円札は、ATM機種によって対応状況が異なる場合があります。)
また、一度の操作で入金できる紙幣の枚数には上限が設けられています。この枚数制限は、ATMの機種や運営会社によって異なります。
- 一般的な上限枚数: 50枚~100枚程度であることが多いです。例えば、セブン銀行ATMでは一度に50枚まで、ローソン銀行ATMでは一度に59枚まで(機種により異なる場合あり)といった具合です。
- 上限を超える場合: 上限枚数を超える金額を入金したい場合は、複数回に分けて操作を行う必要があります。
入金したい紙幣の枚数が多い場合は、事前に利用するATMの仕様を確認しておくとスムーズです。
【コンビニ別】現金入金(預け入れ)の手順・手数料・上限額
主要なコンビニATM別に、現金入金の手順の概要、手数料の目安、上限額について解説します。手数料や利用可能時間は、利用する金融機関や時間帯によって変動する可能性があるため、必ず事前にATM画面や各金融機関の公式サイトで最新情報をご確認ください。
セブン銀行ATMでの現金入金:手順と手数料、利用可能時間
- 手順概要:
- ATM画面で「お預入れ」を選択。
- ご利用の銀行キャッシュカードを挿入。
- 暗証番号を入力。
- 紙幣投入口が開いたら、入金したい紙幣を揃えて投入。
- 入金金額を確認し、「確認」ボタンを押す。
- ご利用明細票を受け取る。
- 手数料: 提携金融機関や時間帯によって異なります。
- 上限額: 1回あたり紙幣50枚まで。金額の上限は利用するキャッシュカードの金融機関の規定によります。
- 利用可能時間: 原則24時間365日(システムメンテナンス時間を除く)。ただし、提携金融機関によっては利用できない時間帯があります。
参照元: ATMを使う | セブン銀行
ローソン銀行ATMでの現金入金:手順と手数料、利用可能時間
- 手順概要:
- ATM画面で「お預入れ」を選択。
- キャッシュカードを挿入し、暗証番号を入力。
- 入金する紙幣を紙幣投入口に入れる。
- 入金内容を確認し、操作を完了する。
- ご利用明細票を受け取る。
- 手数料: 提携金融機関や利用時間帯により異なります。
- 上限額: 1回あたり50万円(紙幣枚数は59枚)まで。金額の上限は利用するキャッシュカードの金融機関の規定によります。
- 利用可能時間: 原則24時間(提携金融機関の利用時間、システムメンテナンス時間を除く)。
参照元: ATMを使う | ローソン銀行
ファミリーマート(E-net/ゆうちょATM)での現金入金:手順と手数料、利用可能時間
ファミリーマートには主にE-net ATMとゆうちょATMが設置されています。
E-net ATM
- 手順概要:
- ATM画面で「お預入れ」を選択。
- キャッシュカードを挿入し、暗証番号を入力。
- 紙幣を投入し、金額を確認後、手続きを完了する。
- ご利用明細票を受け取る。
- 手数料: 提携金融機関や時間帯により異なります。
- 上限額: 1回あたり50万円(紙幣枚数は59枚)まで。金額の上限は利用するキャッシュカードの金融機関の規定によります。
- 利用可能時間: 原則24時間(提携金融機関の利用時間、システムメンテナンス時間を除く)。
参照元: 株式会社イーネット
ゆうちょATM (ファミリーマート設置型)
- 手順概要:
- ATM画面で「お預入れ」を選択。
- キャッシュカードを挿入し、暗証番号を入力。
- 紙幣を投入し、金額を確認後、手続きを完了する。
- ご利用明細票を受け取る。
- 手数料: 提携金融機関や時間帯によって異なります。
- 上限額: 1回あたり200万円(紙幣枚数は200枚)まで。金額の上限は利用するキャッシュカードの金融機関の規定によります。
- 利用可能時間: 原則24時間ですが、一部時間帯は利用できないことがあります。
参照元: 店舗・ATM-ゆうちょ銀行
ミニストップ(イオン銀行ATM)での現金入金:手順と手数料、利用可能時間
- 手順概要:
- ATM画面で「お預入れ」を選択。
- イオン銀行のキャッシュカードまたは提携銀行のキャッシュカードを挿入し、暗証番号を入力。
- 紙幣を投入し、金額を確認して入金を実行。
- ご利用明細票を受け取る。
- 手数料: 提携金融機関や時間帯によって異なります。
- 上限額: 1回あたり200万円(紙幣枚数は200枚)まで。金額の上限は利用するキャッシュカードの金融機関の規定によります。
- 利用可能時間: 原則24時間(システムメンテナンス時間を除く)。
参照元: ATMサービス |イオン銀行
コンビニATM入金時の注意点(利用明細の確認など)
コンビニATMで現金入金を行う際には、スムーズで安全な取引のために以下の点に注意しましょう。
- 対応キャッシュカードの確認: ご自身のキャッシュカードが、利用したいコンビニATMでの入金に対応しているか事前に確認してください。
- 手数料の確認: 入金手数料は、利用する金融機関や時間帯によって無料の場合と有料の場合があります。ATMの画面に手数料が表示されるので、必ず確認してから操作を進めましょう。
- 紙幣の状態: シワの多い紙幣、破れた紙幣、濡れた紙幣、異物が付着した紙幣は、ATMが認識できなかったり、故障の原因になったりする可能性があります。できるだけ綺麗な状態の紙幣を使用しましょう。
- 投入枚数の確認: ATMには一度に投入できる紙幣の枚数制限があります。制限を超える場合は、複数回に分けて操作してください。
- 利用明細票の保管: 入金手続きが完了したら、必ずご利用明細票を受け取り、入金金額や日時が正しいか確認しましょう。明細票は取引の証拠となるため、しばらく保管しておくことをお勧めします。
- 暗証番号の管理: 暗証番号を入力する際は、周囲から見られないように手で隠すなど、セキュリティに注意してください。
- ATMの操作エラー時: 万が一、紙幣が詰まったり、入金額が正しく反映されなかったりした場合は、すぐにATMに記載されている連絡先(インターホンや電話番号)に連絡し、指示を仰いでください。その際、ご利用明細票やキャッシュカードの情報が必要になることがあります。
コンビニATMでの現金入金は、銀行の営業時間外でも手軽に行える便利なサービスです。しかし、手数料や利用条件、注意点を事前に把握しておくことで、より安心して利用することができます。ご自身の利用状況に合わせて、最適な方法を選びましょう。

