金利だけで選ぶと損をする?手数料や無利息期間を含めた実質コスト比較

金利だけで選ぶと損をする?手数料や無利息期間を含めた実質コスト比較

金利だけで選ぶと損をする?手数料や無利息期間を含めた実質コスト比較
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カードローンを選ぶ際、真っ先に確認するのが「金利(実質年率)」でしょう。「年14.5%」の銀行カードローンと、「年18.0%」の消費者金融があれば、多くの人が迷わず前者を選ぼうとします。

しかし、金利の数字だけで判断するのは早計です。実際に支払う総額(実質コスト)は、金利だけでなく「ATM手数料」や「無利息期間」といった要素が複雑に絡み合って決まるからです。

使い方によっては、金利が高いカードローンを選んだ方が、結果的に支払うお金が少なくなるケースも珍しくありません。この記事では、金利以外にかかるコストの仕組みと、損をしないための比較ポイントを解説します。

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金利差がもたらす実際の金額差

まずは、金利の違いがどれくらいの金額差になるのかを把握しましょう。
例えば、10万円を借りて30日間で返済する場合の利息を比較します。

  • 年14.5%(銀行)の場合:利息 約1,191円
  • 年18.0%(消費者金融)の場合:利息 約1,479円

その差はわずか288円です。
借入額が少額で、かつ短期間の利用であれば、金利の数パーセントの差は、実はそれほど大きな金額差にはなりません。ここで重要になるのが、次に解説する「手数料」と「無利息期間」です。

見落としがちなコスト「ATM手数料」

カードローンのコストを考える上で、意外と大きな負担になるのが提携ATM利用手数料です。
コンビニなどの提携ATMを利用して借入や返済を行う際、1回につき110円〜220円の手数料がかかる場合があります。

手数料が利息を上回るケース

もし1万円を借りるために220円の手数料を払ったとします。
1万円を金利18.0%で30日間借りた場合の利息は約147円です。つまり、利息よりも手数料の方が高くなってしまうのです。

こまめに借りたり返したりを繰り返すタイプの方にとって、ATM手数料の有無は金利以上に重要な比較項目となります。

  • ネット銀行や一部の大手消費者金融:条件付きで月数回まで無料、またはスマホアプリ利用で無料
  • 多くのカードローン:自社ATM以外は毎回有料

「無利息期間」によるコスト削減効果

大手消費者金融などが提供する「30日間無利息サービス」は、実質コストを大幅に下げる強力な要素です。
最初の1ヶ月間、利息が0円になるということは、その期間分の金利差を一気に埋める効果があります。

シミュレーション比較

条件:10万円を借りて、6ヶ月(6回払い)で完済する場合

A社(銀行カードローン)

  • 金利:年14.5%
  • 無利息期間:なし
  • 利息総額:約4,273円

B社(消費者金融)

  • 金利:年18.0%
  • 無利息期間:あり(最初の1ヶ月分が0円)
  • 利息総額:約3,790円(本来の利息約5,300円から初月分を控除)

ご覧の通り、表面的な金利が高いB社の方が、無利息期間の恩恵により、最終的な支払総額が安くなる結果となりました。
「半年以内の完済」を目安とする場合、金利差よりも無利息期間の有無を優先した方が有利になるケースが多いです。

実質コストを最小限にする選び方

ここまでの内容を踏まえ、どのようにカードローンを選ぶべきかの基準をまとめます。

1. 「長期・高額」なら金利重視

借入額が50万円を超えたり、返済期間が1年以上になったりする場合は、金利の影響が大きくなります。この場合は、ATM手数料や無利息期間よりも、ベースの金利が低い銀行カードローンを選ぶのが正解です。

2. 「短期・少額」なら無利息期間重視

数万円〜30万円程度の借入で、ボーナスなどで数ヶ月以内に完済できる予定であれば、無利息期間のある消費者金融がお得です。

3. 「頻繁に利用」なら手数料重視

「給料日前に数万円借りて、給料日に返す」というサイクルを繰り返す場合は、ATM手数料が無料、またはスマホアプリでの振込融資(手数料無料)に対応している金融機関を選んでください。毎回220円を払っていては、どんなに低金利でも損をします。

まとめ

「低金利=最安」とは限りません。カードローンのコストは以下の式で決まります。

実質コスト = 利息(金利×期間) + 各種手数料 - 無利息期間の恩恵

広告に表示されている「年〇%」という数字だけに惑わされず、自分がどのように利用し、いつ返すのかをシミュレーションすることが大切です。自身の利用スタイルに合わせて、トータルの出費が最も少なくなる商品を選択してください。

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